相鉄のＪＲへの直通運転開始と直通運転しない西武新宿線
先月末に相模鉄道がＪＲとの直通運転を開始、関東の大手私鉄で唯一、東京に乗り入れてなかった相模鉄道が念願の東京進出を果たしたわ。
あと２、３年後には東急電鉄とも新横浜経由で直通運転するようだから相鉄沿線は利便性が高くなるわね。
今みると東急線、小田急線、東武線は東京メトロと、京王線、京急線、京成線は都営地下鉄と相互乗り入れしていわね。西武線も池袋線は西武有楽町線を経由して副都心線や有楽町線と直通運転しているわ。
一昔前までメトロ東西線との直通運転するのでは？という噂もあったけど今では全然そんな話題すらない。
高田馬場から鷺ノ宮までカーブが多くスピードが出せない、花小金井から小平にかけてもカーブがあり急行運転は高田馬場から田無まで、所沢から都心の到達は池袋線の圧勝で新宿線の急行は実は池袋線の快速くらいの価値しかないのではないか？など評判も散々だね。
所沢から新宿に行くのも西武新宿線急行一本で行くよりも西武池袋線急行とＪＲ埼京線or湘南新宿ラインを利用も勿論、メトロ副都心線直通のＦライナーを利用して新宿（三丁目）に行く方が早く着くなんて話も聞く。
そりゃ言い過ぎじゃない？西武の時刻表をみたけど、所沢から新宿へ西武新宿線急行とFライナー快速急行を利用したけど、ほぼ同じ所要時間だったわ。
所沢から新宿行くなら西武池袋線と埼京線または湘南新宿ラインが早いわね。
ほぼ同じなの？なら運賃安く済む西武新宿線急行利用かな。だけど何故、西武新宿線はどの路線とも直通運転をしないのかしら？
答えは西武鉄道が他社路線との直通運転に対してもともと消極的だった、考えていなかったとか。
西武鉄道の創業者の堤康次郎は近江商人を輩出した関西の滋賀県出身だけど関西の鉄道は確かに独自性が強く、最近、阪神と近鉄が相互直通をする前は阪急千里線と堺筋線の乗り入れだけだった。
西武もそんな関西色の特徴が強いのかもしれないわね。
事実、阪神の千鳥停車や野球開催運行なども西武は参考にしているわ。
ただ、西武サイドとしてはターミナルの池袋や新宿と三大副都心を形成してる渋谷や横浜の進出は念願だったので池袋線が西武有楽町線を介して渋谷や横浜に進出したのはとてもよく理解できるわね。
西武有楽町線といえばメトロとの境界駅は練馬ではなく池袋本線と枝分かれした小竹向原であり、なおかつ分流駅の練馬は急行は通過、自然と石神井公園以遠の西武ユーザーを終点池袋まで利用したくなるような運行設定にしている。流石だよね。
本当に西武はそんな点は強かよね。絶対、損はしないって感じよ。
そこへ行くと同じ埼玉に行く東武はそこら辺、下手だね。西武と違って。
